カテゴリー
思考 感情

守破離の「離」

守破離とは、「規矩作法 守り尽くして 破るとも 離るるとても 本を忘るな」という千利休の言葉から生まれた伝統芸能における教育ステップである。

離とは、自分らしい形を作る独創段階である。

自分らしさを生むのは難産である。愛しい人をなくしたり、怪我や病気で半身麻痺になったり、財産を騙し取られて無一文になったり、圧倒的な絶望感や喪失感に打ちのめされた後、その空虚なギャップを埋めなければ死に至るため、命がけの跳躍によって、生まれ出る。

すべての造形行為は、現実をあなたの心情に合った景色へと変えるために存在する。あなたの心の色がしっくりくるよう、小さくても自分らしい欠片を集めて紡ぎなさい。