カテゴリー
思考

天と地と空

地球は超巨大な磁石である。地球は自転することで磁石となって天と地を分け、その間を電磁波で満たしている。

電磁波とは、スマホやテレビやラジオの電波はもちろんのこと、赤色や青色の可視光線のことである。目の前の景色全体が電磁波であり、空(そら)は電磁波で満たされており、空(から)のものはない。ないものを創り出しているのは意識である。

子供の頃、宇宙は暗闇なのに、空が青く見えるのはなぜか?と考えたことがあるだろう。太陽光が空気中の水蒸気やチリにぶつかり、波長の短い青色が空一面に拡散されやすいから、という回答は理論的だが本質的ではない。

電磁波そのものに青色が着色されているのではなく、短い電磁波を認知した人間が心の中で青色に変換しているのだから、鮮やかな景色は心の中にしか存在しないという事実を受け入れなければならない。

天と地の間に空があり、空を色で埋めることが人生ならば、般若心経が色即是空や空即是色を伝えるとおり、人間には世界の景色をコントロールする能力が秘められている。