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思考

理想と現実

引き寄せの原理を説明しよう。まずは両腕を前にまっすぐ突き出してください。次に両手の指を絡めてしっかり両手を組み合わせてください。それから絡めた人差し指の二本だけを外して上向きに立ててください。外した二本の人差し指以外、両手は握り合わせたままです。上向きにピストルを構えたポーズが出来ましたか?出来たなら深呼吸してリラックスしてください。二本の人差し指の間にわずかな隙間を作り、その隙間をしっかり見つめてください。集中して見続けてください。どうなりましたか?隙間は埋まり、二本の人差し指は触れ合いましたね。

今回のように、わずかな隙間を作り、そこに集中すれば、無意識のうちにギャップを埋めてしまう性質が人間にはある。この観念運動と呼ばれる自然体への回帰は指の間だけに限らない。同様の作用は時間や場所を超えて働くため、理想と現実といった精神的なギャップでもよい。本来あるべき自然体との隙間に違和感と臨場感があるほどギャップは埋まりやすい。忘れずにメモしてほしい大切なことなので、もう一度繰り返す。本来あるべき自然体との隙間に違和感と臨場感があるほど、ギャップを埋める作用が時間や場所を超えて働くのである。

ほんの少しだけ気持ちを前向きにして、すぐ動き始めてほしい。今朝起きた時に今日やろうと思った身近な事を始めてください。あれこれ考えないでください。今すぐ立ち上がってください。一歩前に動き始めてください。掃除や洗濯でもよいし、買い物でもよいし、散歩でもよい。動き始めたら、どんどん運動量を増やして、一定の集中力が必要なレベルまで高めてください。そのまま集中力を維持してください。ゾーンと呼ばれる瞑想状態に近づき、別人のように、やる気に満ちた幸福感に浸れたら成功は間違いない。我に返った時には、理想と現実のギャップがわずかに埋まっているだろう。