動物によって世界の景色が異なって見えていることは科学的に実証されている。人間の目は、赤、緑、青の3色を重ね合わせて景色を見ているが、鳥や虫の目は、赤、緑、青、紫外線の4色を重ね合わせて景色を見ている。また当然のことだが色弱や色盲といった個体差もある。
色には波長があり、その色が違って見えているということは、その模様や形状や音声、温度も違って見えているということである。
つまり、あなたと同じ景色を他人も見ていると思うのは、錯覚なのである。
あなたにとってのy=ax+bは、彼にとってのy=cx+dであり、彼女にとってはy=ex+fなのだ。